よみもの

5days with Ready to 〜5年ぶりのドリップ時間〜

だれでもおいしく淹れられる「Ready to」。都内アトリエで働くひとり暮らしの女性が、日常生活に取り入れてみました。その等身大の使い心地を日記につづりお届けします。

試す人:忠地由加
こどもの創造力を育むアトリエにて企画運営。東京でひとり暮らし。学生時代にスターバックスで働いていたが、最近はご無沙汰。コーヒーを淹れる暮らしを再開したい。 @yuka_tadachi
 

1日目・木曜の夜/お久しぶりのドリップコーヒー

 

最近忙しくて淹れられなかったドリップコーヒー。道具を並べてセットして気持ちは高まるばかり。沸かしたお湯をすっと注ぐと吸い込まれるようにくるくる回りながら落ちていく。ふわり漂う香りにゆだねていたらあっという間にできあがった。ペーパーフィルターを折らずに、さっとセットできるのが手軽で嬉しい。チョコクッキーをお供に、すでに生活が上がった気がしちゃう。
 

2日目・金曜の夜/食後の一杯

 

今夜は時間があるのでのんびりできる。よし、食後のコーヒーブレイクだ。タンクからぽたぽたとドリップが滴り落ちる瞬間をじーっと眺めてしまった。忙しい中でのマインドフルネス。お供は鎌倉のお気に入りのお店のアーモンドプラリネ。コーヒーを淹れることは、わたしがわたしを満たす時間になりそう。
 

3日目・土曜の夜/わたしを満たすカフェオレ

1日忙しなく疲れて帰った夜。どうしようもなくコーヒーを淹れたくなった。ブラックは刺激が強いから、ミルクを入れてカフェオレにしよう。砂糖も入れて甘くして、やっとひと息。岩田圭介さんのぽってりとした器がよく合う。思いたってすぐ淹れられる手軽さがありがたい。残ったコーヒーかすはフィルターごと消臭ポットに入れて玄関の靴箱の脇へ。心とお腹を満たしてお部屋も整う、上出来。
 

4日目・日曜の昼/もちもちのベーグルと

お湯を沸かして同時に蒸し器もセット。じわりじわり湯気に包まれる寝起き。目をこすりながらも、コーヒーを淹れるお湯の通り道は潔く、集中。でも細かいことを気にしすぎなくてもおいしく淹れられるのが最高。今日は米粉でつくられたベーグル2種でブランチ。もっちもちで優しい甘さと、ほろ苦いコーヒーがよく合うのです。頭の中を空っぽにするひとり時間がだいすき。
 

5日目・月曜の昼/美しいアイスコーヒー

ぽかぽかとあたたかな月曜の午後。今日はアイスコーヒーの気分。稲葉知子さんの片口のグラスに氷をたっぷりとセットしてコーヒーを淹れていくと、カランカランと音を鳴らして氷が崩れていく。涼しくていい音。自分が美しいと思うものを見ると癒される。アイスコーヒーを淹れる光景はまさにそれ。コーヒーを淹れることで出会う、美しい瞬間に乾杯。
 

5days with Ready toを終えて
忙しさにかまけてコーヒーを淹れることに高いハードルをもっていました。ですが難しいこと抜きで手軽に淹れられるReady toドリッパーはそのハードルを軽く飛び越え、使い始めてすぐに暮らしにすっと馴染んでいました。疲れていてもおいしく、元気なときはもっとおいしく淹れられて、今ではコーヒーとその周りの景色を考えるとワクワクします。これからもコーヒーとの暮らしを楽しんでいきたいと思います。