よみもの

【本多さおりの推し③】思い立ったらすぐできる「つけ置き洗いキャップ」

整理収納コンサルタントの本多さおりさんに、マーナの「推しアイテム」の使いこなしを綴っていただく短期連載。第三回は、思い立ったらすぐできる「つけ置き洗いキャップ」です。

本多さおりさん
「生活重視、ラク優先」の整理収納コンサルタント。暮らしをラクに、楽しくする収納やモノ選びを提案。収納や家事をテーマにした著書はロングセラー多数。Instagram:@saori_honda

キッチンまわりを磨く、つけ置き洗い

掃除はなるべく、“日々ささっと”を習慣にして、大掛かりな掃除はパスしたいものです。特に水回りは、掃除をちょっと怠るだけで頑固な汚れにつながります。

我が家では、時間に任せて汚れを落とせるつけ置き洗浄を取り入れています。酸素系漂白剤を溶かしたお湯をシンクにためて、水切りかごやコンロの排気口カバー、油ですぐにべたつく換気扇のパーツなど、除菌洗浄したいものをつけ置くだけ。


(酸素系漂白剤は40度のお湯で溶かし、しっかり除菌)

当初は、排水口のゴミ受けにビニール袋をかぶせて、上からカバーをはめて、水を溜めていました。でも、袋の隙間からお湯が流れ出てしまってやり直しになることもしばしば。

マーナの「つけ置き洗いキャップ」に出会った瞬間、暮らしをラクにするセンサーが働きました。「これがあれば、毎回ちょうどよいレジ袋を見繕う必要も、残念な失敗もきっとなくなる…!」と。

予感は的中し「つけ置き洗いキャップ」は、排水口の上にサッと乗せるだけで、すぐシンクにお湯が溜められます。手間も省けて、途中で水が漏れることもありません。

念入り掃除を気軽に、気分よく

生活道具の中でも、掃除道具はとりわけ機動力が求められるもの。思い立っても準備にもたついたり、使うのにコツが必要だったりすると、掃除のやる気もしぼんでしまいます。

一方、思い立ったときにすぐ使える道具は、自然と頼りたくなって出番が多くなります。「つけ置き洗いキャップ」は、私にとってまさにそんな存在。


つけ置き洗いキャップ

思い立ったらすぐに掃除ができるように、シンク下の引き出しには、洗剤のストックや掃除用品などを収納。「つけ置き洗いキャップ」もここに立てています。

仕事柄、「念入り掃除はどれくらいの頻度でやっていますか?」という質問をいただくことがよくあります。つけ置き洗いは、どちらかというと日常の掃除より、念入りな掃除だと捉えていましたが、取っかかりが気軽になった分、だいぶ頻度が上がった実感があります。

「今、ちょうどシンクに洗い物がないから、いっちょつけ置きやっておくか!」という具合に、だいぶハードル低く取り組めるようになったんです。

カラッと晴れて天気が気持ち良いとき、モヤモヤした心と頭をスッキリさせたいときなども、念入り掃除のスイッチが入るきっかけになります。掃除は「やらなきゃ」ではなく、「よし、やるか!」という気分で取り組めるといいですよね。

「つけ置き洗いキャップ」を暮らしに取り入れたことで、選ぶ道具が気分を左右することも実感しました。