草木が芽吹き、気持ちを新たに暮らしを整えたくなる春。見た目も好みじゃないし、使いやすいわけでもない。なんとなくそこにある、そんなキッチンツールを見直してみることに。新調したのは、定番がそろった「きほんのキッチンツール」。
手に馴染む使いやすいツールのおかげで、自分でつくる休日のランチが、以前より楽しく、ちょっとだけ特別なものになっている。
この春、あなたもキッチンツールを見直してみませんか？
休日の定番ランチ
ーパスタ、サラダー
家でのんびり過ごす休日。
部屋をきれいに磨き上げたら、お腹が空いてきた。
ランチにいつものパスタとサラダをつくろう。
ボウルに水を張って、ベビーリーフを浸す。
水を浴びた葉野菜に、瑞々しさが戻ってきた。
ボウルとセットのザルにざっと出して、水を切る。
両手で、シャッシャッと揺らせば、
水滴もしっかり落ちてくる。
ついでにミニトマトも転がして洗っちゃおう。
浅いザルがちょうどいい。
先輩の家でごちそうになって
シンプルなのにおいしくて感動した、トマトのパスタ。
包丁の背に体重をグッとかけてにんにくを潰す。
ミニトマトを一つずつ、半分にカット。
まな板の上が、鮮やかに彩られていくよう。
小回りが利く小さなまな板。
キッチンが混雑しないサイズ感がお気に入り。
角がころんと丸いフォルムもなんだかかわいい。
熱したフライパンにオリーブオイルを注いで、
にんにくと、ミニトマトを断面を下に並べていく。
味付けに塩を、ぱらりぱらり。
湯をたっぷり沸かしてパスタを茹でることも忘れずに。
スプーンヘラでかき混ぜながら、
くつくつ煮込めば、トマトソースになっていく。
スプーンヘラの先端がやわらかいから、
鍋肌にやさしく、動きもスムーズ。
ソースができたら、茹で上がったパスタを投入。
重たい鍋を持ち上げてシンクで湯切りをしなくても、
トングで軽々、しっかり麺がつかめる。
先端がピタッと合うから、最後の1本も残さない。
トングでソースとパスタを絡めて、味見…
塩を足して、混ぜ合わせたら、できあがり。
おいしく食べるためには盛り付けも肝心。
トングが掴みやすくて、麺がちぎれることなく、
お皿にきれいにおさまっていく。
先端でトマトを掴んで乗せて、見栄えよく。
ザルボウルから野菜をお皿にこんもり乗せて。
余った分はセットのトレーをフタにして
冷蔵庫で保存。
陽の当たるリビングで、いただきます。
定番パスタ、今日も上出来。
買い直したキッチンツールのおかげで
気軽でうれしい休日のランチに。
食べたいものを自分でつくる。
そんなささやかな喜びのある暮らしを、
使いやすいツールが支えてくれる。
▼登場したキッチンツール
写真：土田 凌
文：徳 瑠里香
