つくり置きの流れがスムーズに。「うつわにもなる保存容器」のある食卓

2025.11.21

子どもたちと外で遊んだ休日やみっちり働いた平日の夜。クタクタに疲れた日にゼロから料理をする元気はないけれど、元気がないからこそ、お腹も心も満たしたい。

そんな日の食卓を助けてくれるのが「うつわにもなる保存容器」。冷蔵・冷凍しておいたつくり置きおかずをさっと温め、そのまま出せる点が魅力です。

今回は5人家族と、1人暮らし、2つの家庭の「うつわにもなる保存容器」のある食卓風景をお届けします。

そのまま出せる「うつわにもなる保存容器」

まるでガラスのうつわのような透明感で、そのまま出しても食卓に馴染む「うつわにもなる保存容器」。

もちろん、その佇まいだけでなく、フタをしたままレンジでOK。熱々の容器に触れずに開けられるフタ。TPX製の容器で油が落ちやすいなど、使いやすさも考えられています。

サイズはたっぷり入る650mLとコンパクトな250mL。カラーはクリアとダークグレー。

「うつわにもなる保存容器」をそれぞれの家庭で暮らしに取り入れてもらいました。

お腹を空かせていても大丈夫。5人家族の食卓

最初に訪れたのは5人家族。育ち盛りの3人の男の子がいる見崎家。子どもたちと外に遊びに出かける日曜日。

子連れでの外出はなかなかハードで、お昼も外食になるし、夜はできれば家で食べたい。けれどきっと、帰宅後に料理をする気力は残っていない。

元気のある朝のうちに、夜ごはんの準備を進めておきます。

子どもたちの好物・ジャーマンポテトをつくって650mLサイズへ。

「容器の口が広いから、フライパンからさっと入れやすい。底に角がないから、見た目以上にたっぷり入ります」と5人分の食卓を担う沙紀さん。

冷蔵庫には前日の土曜に仕込んだラタトゥイユもあります。重ねて収納できるので安定感もあります。

「中身が見えるので、迷うことなくすぐ取り出せます」(沙紀さん)

鍋でメインのチキンのオリーブ煮をつくっておけば、これで安心。夜ごはんの心配をすることなく、子どもたちと思いっきり遊べます。

早めに帰宅して「お腹すいた〜」とソファへ倒れ込む子どもたち。料理好きな末っ子ボーイが「ぼくもやる!」とキッチンへやって来ました。

メインの鍋を火にかけて、その横で湯を沸かし、ショートパスタを茹でます。その間にベビーリーフを洗って水を切り、マッシュルームをカットしてサラダを。茹で上がったパスタに市販のバジルソースを絡めて器へ。

冷蔵庫から取り出したラタトゥイユとジャーマンポテトは、そのまま流れるようにレンジに入れて温めます。

メインは鍋のまま、副菜は保存容器のまま並べ、わずか15分で食卓が完成。

子どもたちが駆け寄ってきて、家族5人で食卓を囲み、いただきます。子どもたちがお出かけで楽しかったことを話し、賑やかで穏やかな時間が流れます。

ラタトゥイユの入っていた保存容器は、軽くすすいで、食洗機へ。

「油ものも、さっとすすぐだけで落ちてベタつきません。食洗機に入れられるので、助かります」(沙紀さん)

残ったジャーマンポテトはそのままフタをして冷蔵庫へ。つくり置きおかずはきっと、明日から始まる慌ただしい平日の食卓も支えてくれるのでしょう。

心と体にやさしい。1人暮らしの食卓

1人暮らしの浅木さん。仕事を終えた平日の夜はくたびれて、料理をする時間も体力もほとんど残っていません。外食が続くと胃が疲れるし、出来合いのおかずだけでは味気ない。

時間と体力がある休日に、お米を炊いて小分けにして冷凍。好きな野菜である里芋とカブの煮物をつくり250mLサイズに一食分ずつ入れておきました。

コンビニで買っておいた冷凍の鶏つくねと一緒に、里芋とカブの煮物をレンジで温めます。

「一食分が収まるサイズ感がちょうどいい。つまみがあるのでフタも開けやすいです」と浅木さん。

忙しい日に家で茶碗蒸しが食べられたらQOLが上がるのになあ。そんな小さな願いを叶えるべく保存容器にカットした三つ葉とかまぼこ、椎茸を並べておいたのです。

そこに溶き卵と水、白だしをたらり、よく混ぜ合わせたものを加え、600Wのレンジで2分チン。フタをしたまま少し蒸らせば、即席茶碗蒸しの出来上がり。

レンジで温めたごはんとおかずを器に盛り、副菜は保存容器のまま食卓へ。10分程度で、心と体にやさしい献立が目の前に現れました。ビールを注いで、今日もお疲れさま。自分で自分を労わります。

レンチンでの即席茶碗蒸しも上出来。疲れた体に染み渡ります。

「見た目はガラスの器みたいなのに、軽くて持ちやすい。レンジで温めて移し替えなくていいから、洗いものも少なくて気が楽です。今度は茶碗蒸しに海老も入れてみようかな」(浅木さん)

冷蔵庫に自分が好きなおかずを仕込んでおくことは、疲れた日のお守りになってくれるのかもしれません。

あなたの食卓にも「うつわにもなる保存容器」を取り入れてみませんか?

写真:土田 凌
文:徳 瑠里香