青果ミコト屋のシェフ・伊藤渉(わたる)さんに教えてもらう、旬の野菜をシンプルな調理方法で愉しむシリーズ。今回は「カリフローレとじゃがいものフリット」。野菜の甘みと食感の違いが楽しめる一品です。
カリフローレとじゃがいものフリット
<材料>
カリフローレ(スティックカリフラワー)…1袋
じゃがいも…2~3個(皮つきのまま丸ごと茹でる、またはレンジで加熱する)
ヨーグルト…50g(ザルにキッチンペーパーを敷き、ひと晩濾す)
塩…適量
にんにく…1/2片(すりおろす)
オリーブオイル…小さじ2
薄力粉…80g
炭酸水…100g
<つくり方>
1. 薄力粉と炭酸水をボウルに入れ、よく混ぜ合わせる。
2. カリフローレを衣にくぐらせ、180℃の油(分量外)で表面が固まる程度に揚げる。
3. じゃがいもは粗熱がとれたらひと口大に手で割り、素揚げする。
4. ソースはヨーグルトとにんにく、オリーブオイルを合わせ、塩で味をととのえる。
5. 揚がったカリフローレとじゃがいもを皿に盛り、ヨーグルトソースを添える。
MEMO
カリフローレの代わりにカリフラワーを使用してもおいしく仕上がります。
衣は水ではなく炭酸水を使うとサクッとした軽い食感に。
じゃがいもは割り口を不揃いにすることでザクザクとした食感になります。
ヨーグルトソースにイタリアンパセリやディルなど入れると、より味わいに深みが出ます。
レシピで使用したツール
小さな台所でこそ使い分けたいまな板
「料理には必要不可欠なものだからこそ、使い心地を考えたいですよね。
普段使いには、大きなサイズのまな板を。ちょっとしたものを切りたいときには、小回りが利くものを。使い分けることで、使用時も片付けも簡単になります」
コメント
僕が働いている「青果ミコト屋」のランチでもよく作っている揚げ物。
揚げ物は、野菜の甘味が一番出やすいんです。
「揚げ物って面倒だな」と抵抗を感じる方も少なくないと思いますが、
旬の野菜、自分の好きな野菜で、月に1回でも揚げ物の日にしてみませんか?
このレシピを試していただいたら、きっとまた作りたくなるはずです!
Profile
伊藤 渉さん
岐阜県出身、横浜市在住。野菜の魅力を料理を通して届けていくプロジェクト「il(イル)」主宰。神奈川県青葉区にある、自然栽培を中心とした野菜のセレクトショップ「青果ミコト屋」のスタッフ。野菜や農法に日々向き合うとともに、イベント等で料理を振る舞う出張料理人としても活動中。
伊藤 渉さん Instagram:@wataru_.ito
青果ミコト屋 Instagram:@micotoya
写真:藤田二朗(photopicnic)
文:野村美丘(photopicnic)