わたしには、一歳三ヶ月になる娘がいます。
六ヶ月を過ぎたあたりから離乳食を始め、その際、専用の調理セットを購入し愛用していました。離乳食は食材をすり下ろしたり、裏ごししたり、準備するのもひと苦労ですが、作り終わったあとの洗い物も、とても大変でした。
すり鉢、こし網、おろし器…どれも食材のカスが入り込んで、スポンジではなかなかキレイにならない道具たちに困っていました。
最強の敵は、レバーペーストを作った後のすり鉢!
溝にレバーがびっしり入り込んでしまい、何分もスポンジでこすり続けたものでした。一生懸命作っても食べてくれるとは限らない離乳食ですが、我が子はレバーペーストだけは、いつ出してもよく食べてくれるので、片付けが面倒でもせっせと作っていました。
しかしながら、片付けのストレスもピークに達し「もはや鉄分はほうれん草でとればいいんじゃないか?」と妥協しそうになった時、そうだ!と思いついたのが、結婚したばかりの頃に、いつか夫にお弁当を作る日のためにと買って以来、いまだ出番のなかった「お弁当箱洗いブラシ」でした。
早速、すり鉢の溝に沿ってブラシを使ってみると、これまでの苦労は何だったのか・・・というほど見事にレバーがかき出されていきます。ポイントは斜めにカットされた毛先。すり鉢の細い溝にも毛が入りやすく、ブラシを毛の短い方から長い方へと移動させながらかき出すと、少ない力で詰まった食材が簡単に取れるのです。持ち手部分は指あたりのよい形になっていて、手になじんでしっかり握れます。
このブラシ、洗う場面以外も素晴らしい!
使った後はそのまま立たせて置いておけるので、毛先を早く乾かせて衛生的です。お好みで(まるで腰に手を当てているようにも見える)輪っか部分をフックに掛けて収納することもできます。
そして書かずにはいられないのが、何ともいえないかわいい顔。ふと、見つめると「離乳食づくり、オツカレサマ」と、ねぎらってくれているようにも見えてくるのでした。
わたしの折れかかった心を支えてくれた「お弁当箱洗いブラシ」なんと発売から18年目を迎えていました!長く愛されている商品が、ひとりでも多くのママさんに使ってもらえますように。