特集

2021.5.12

GOOD LOCK CONTAINERシリーズに待望の新アイテム誕生。「保存容器」開発者インタビュー

小麦粉やコーヒー豆を袋のまま、すっきり保存できるなんて。
毎日の料理シーンがもっと快適になるシンプルな「保存容器」が誕生しました。商品開発の裏話をお届けするこのコーナー。本日は、使う人に寄り添う収納用品GOOD LOCK CONTAINERシリーズから「保存容器」をご紹介いたします。

−−− 「保存容器」の開発のきっかけを教えてください。

今から2年前、開発チームで新商品のアイデア出しをするタイミングに「保存容器」を提案しました。

−−− アイデアから、どのような経緯で商品化が決定したんですか?

その頃、別のメンバーが「調味料ポット」の開発を進めていたのですが、先輩から「調味料ポット」のシリーズ商品として「保存容器」を展開してみてはどうか?と提案がありました。「調味料ポット」は、発売前から社内でも高評価だったので、「保存容器」にも自然と期待が高まりました。
                    調味料ポット

−−− どんなふうに開発を進めたのですか?

まずは他社製品を研究しました。いろいろ試していくうちに「片手で開けられるけど、フタを外さなくてはならない」「容器の口が狭くて内容物を取り出しづらい」「デザインは良くても、密閉性が低い」など、様々なストレスを発見して、ここにヒントがあると気づきました。

−−− そうしたストレスのない「保存容器」を目指したのでしょうか?

そのとおりです。ストレスのない機能に加えて「調味料ポット」のシリーズアイテムとして、並んだときに違和感なく、きれいに納まるデザインも突きつめる必要がありました。できるだけ見た目はシンプルに、だけど使いやすく。この2つを両立するのに苦戦しました。

−−− しかも、複数アイテムを同時並行で開発されたんですよね?

4サイズ展開の「保存容器」に、もともと別の企画としてあがっていた「シートケース」を加えた5アイテムを並行して開発しました。これまで、全く違う商品を並行して開発することはありましたが、シリーズ内で5アイテムも同時に開発するのは初めての経験でした。ディテールまでシリーズとしてそろえなくてはならないので、とても難しかったです。

−−− デザインでこだわったポイントは?

3つあります。まずは全体の統一感。
フタの色や全体のサイズ、角のカーブはもちろん、プラスチックの色などを合わせました。同じ透明のプラスチックでも、サイズや厚さが変わると、色が微妙にずれることがあるんです。
       保存容器                            シートケース

−−− そこまでこだわっているとは!

それから、すっきりとしたフォルム。
特に、上から見たときに凹凸がつかないよう、四角い枠内にパーツを納めました。パーツをシンプルにすることで、洗うときのストレスも軽減できるんじゃないか、と。

最後は、フタと容器の色の組み合わせです。
最終的には、フタの色を白とクリアで選べるようにしましたが、実は当初、容器の色も白とクリアの2パターンを検討していました。ところが、社内で意見を聞いたところ「容器は何が入っているか見えたほうがよい」という声が多く、クリア1色に決定したんです。
フタの色が2パターン選べるのも、実は他社製品にはあまりないポイントなんです。カウンターに置く方はシンプルなホワイト、引き出しの中に収納する方は上から見て中身が分かりやすいクリアと、使うシーンにあわせて選べるようにしました。

−−− 細かな部分まで徹底的に突き詰めたデザインですね。では機能的な部分のこだわりは?

デザインの話ともリンクしますが、ワンタッチオープンのボタンと、密閉性を保つためのシリコーン製のパーツを、いかに四角いフレームに納めて口の広さを確保するかにこだわりました。

見た目はシンプルですが、パッキンがしっかりはまっているので、フタの部分を持っても、容器が落ちにくくなっています。あとは、フタが薄いので容器の上ぎりぎりまで、物が入るのも推しポイントです。

−−− たしかに、大きさのわりに、あまり中に物が入らない保存容器もあるので、これは嬉しい機能です!

こうした機能を実現するためにパーツをつくるときには、ファンデーションケースのフタとフレームを留めるパーツなど、いろいろなものを参考にしました。

試作段階では、このようにフレームの外にパーツが出ていたり、全体的なフォルムが角張っていたり…
デザイン、機能、お手入れのしやすさなどすべてを考慮し、製品化するまでに試作を重ねました。

−−− 保存容器のサイズは、どのようにして決めたんですか?

他社のサイズ展開を参考にしつつ、並べたときに縦横の比率がきれいに見えるサイズ感を目指しました。例えば「ワイドトール」は1kgの小麦粉が袋ごと入るサイズで、これまでにありそうでないサイズ感でした。個人的に「このサイズは絶対につくりたい」と早い段階で決めていました。

どんな食材を、どのように保存しているか、など社内にリサーチも行いました。一般的なシステムキッチンの引き出しのサイズも調べて、試作品を持ち帰ってもらい、実際にぴったり納まるかどうかも検証しました。

−−− 「ショート」「ワイドトール」などネーミングもいいですね!

開発時から、グローバルにも展開することを想定して、日本でも海外でも一般的に使われるネーミングを検討しました。かつ、誰もが大きさを想像しやすいような言葉がよいなぁ、と。最終的には、海外営業担当にも相談して、「ショート」「ロング」「トール」「ワイドトール」の4つに決めました。

−−− どれが一番お気に入りですか?

個人的には、コーヒー豆の保存にぴったりな「トール」がお気に入りです。家では、片栗粉を袋のまま保存しています。

−−− 完成品について、社内からはどんな声が?

先に「調味料ポット」が発売していたので、みなさん使い勝手のよい「保存容器」としてスッと受け入れてくれました。中には「海苔を入れてみたらちょうどよかったよ」なんて意見も。一人ひとりが、自分の生活にフィットした使い方をみつけられるのが良いところだなとあらためて感じました。

−−− 最後に「保存容器」を、どんなふうに使っていただきたいですか?

キッチンでは、さまざまな食材を保存しますが、物によってはどこに何があるか、置き場所を忘れてしまうこともあると思うんです。そういう食材を「保存容器」に収納することで、スムーズに使うことができて、より気持ちよく料理ができるようになればうれしいです。