2024.11.22
絵本の読み聞かせは、親子にとって愛しい時間。鎌倉の「絵本屋Dear」店主の金山令さんに、おやすみ前にぴったりの絵本や選びかたのコツを教えてもらいながら「えほんライト」の魅力をご紹介します。
子どもの頃に読んでもらった絵本を、覚えていますか?
ページをめくるたびにワクワクした感覚や、何度も読んでもらったあのシーン、物語の世界へと導いてくれる絵。どうして絵本を読む時間は、大人になっても記憶に残っているのでしょうか。
鎌倉駅から歩いて10分。一冊一冊、丁寧にセレクトされた絵本がならぶ「絵本屋Dear」の店主・金山令さんに聞いてみると…。
「絵本はお子さんの成長に欠かせない、栄養分のようなもの。大好きなお母さんやお父さんから守られているという深い安心感の中で、どんな気持ちも表現していいんだと、まるごと自分を肯定してもらえる経験ができるからではないでしょうか」
「それに絵本の登場人物を通して、いろいろな気持ちを味わうことで、心の成長にもつながります」
心をはぐくむ読み聞かせの時間。子どもはもちろん、ひょっとすると大人もふぅとひと息つける時間なのかも。そんな親子の心やすらぐ時間をともにする絵本は、どう選んだらいいのでしょう。
「赤ちゃんのうちは、音やリズムを感じるものがおすすめです。絵やお話を意識し始めたら、暮らしの身近にあるもの、たとえばスプーンやコップ、車、動物などが登場する絵本だと、より物語の中に入っていけるかもしれません」
選ぶポイントは、子どもの興味。何が好きかな?何に驚いて、何によろこんでいるのかな?と、子どもの“好き”に耳を傾けてみてほしいと令さんは言葉を続けます。それでも迷ってしまうときは…?
「読み手であるお母さん、お父さんが“好き”と感じるものを選んでください。きっと読み手の“好き”がお子さんに伝わるはずですから」
そんな“絵本を読む”かけがえのない時間をさらに心地よくしてくれるのが、「えほんライト」だと令さんは話します。おやすみ前、お星さまのフォルムから放たれるやさしい光が、絵本をそっと照らしてくれます。
「お店にあるえほんライトを見たお客さまから、小さい頃を思い出すあたたかい光だねと言われたんです。静かなお部屋にやさしく灯る光が物語にぐっと引き込んでくれる。だから読み聞かせの時間がより印象的になるんだと思います」
(くまの胸元でやさしく光るえほんライト)
ライトはお気に入りのぬいぐるみに付けてもいいし、そのまま置いてもかわいい。えほんライトを付けたぬいぐるみを抱きしめながら子どもと一緒に絵本の世界を楽しみましょう。
ここからは、秋の夜長にえほんライトを灯しながら読むのにぴったりの絵本を教えてもらいました。
(穏やかな夜に寄り添うえほんライト)
「えほんライト」は、子どもとのとっておきの時間を照らしてくれるアイテムです。
やわらかなお星さまのフォルムがあたたかく絵本を照らす。お気に入りのぬいぐるみに付ければ、心もほっと落ち着いて、いつもの読み聞かせを特別な時間にしてくれます。やさしい光で、授乳時のライトとしても使えるのもうれしいポイント。
今日もバタバタしていたな、そんな一日のおしまいに。子どもと一緒に布団に潜り込み、絵本のページをめくる。そのひとときは、親子だけの愛おしい時間。きっと子どもたちが成長して大人になっても、記憶のどこかに残っているはずです。
ちょっぴり肌寒くなってきて、布団に入る時間が待ち遠しくなる秋の夜長。絵本を読む愛しいひとときを子どもと自分に。そして大切な誰かに。贈ってみてはいかがでしょう?
写真:七緒
文:藤村 実里