よみもの

2023.7.21

日常もアウトドアにも。新Shupattoのリアルな使い心地&活用レビュー6選

大人気のShupattoに新シリーズ「ライトアウトドア」が登場。ファスナーや巾着などの新機能が加わったことで、使い心地がアップデートしました。「まさにほしかった」と話題商品の開発秘話と社員のリアルな使いこなしをご紹介します。

【Shupatto開発チーム】
菊田(写真中央右):Shupatto生みの親、ディレクションを担当
藤森(写真中央左):グラフィック、テキスタイルを担当
山岸(写真右):テキスタイル担当
金城(写真左):プロダクト担当

▼目次
1.買い物も外遊びも。暮らしの変化が導いた新Shupatto
2.たたみやすくてコンパクト。全方位進化した保冷バッグ
3.使いやすさの裏に、地道な試行錯誤あり
4.夏フェスから雨よけまで。開発者の推し活用6選+α

買い物も外遊びも。暮らしの変化が導いた新Shupatto


(左から保冷バッグ20Lパッカブルバッグ27L8L

―発売から2ヶ月経ち、Amazonランキング1位(※)、口コミ多数と大好評です。まずはライトアウトドアシリーズが生まれたきっかけを聞かせてください。

菊田:Shupatto(以下、シュパット)は買い物のエコバッグとして誕生しましたが、ジムやスポーツ、旅のサブバッグなど、さまざまな場所で愛用されていて。より幅広く活用できるシーンはどこだろうと考えていました。

―そこで注目したのがアウトドアなんですね。

藤森:アウトドアは荷物をコンパクトにたたむ文化がありますよね。コロナ禍でデイキャンプやピクニックなどカジュアルな楽しみ方が広がり、シュパットの世界観と近いと感じたんです。

菊田:また発売から8年が経ち、ファスナーや撥水などアクティブに使うための機能要望が寄せられていたことも大きいです。

―暮らしの変化とユーザーの声が誕生につながったんですね。

菊田:アウトドア用品の機能性は普段使いでも重宝します。日常の使い心地もアップし、外遊びでもタフに使える。いいとこ取りのシュパットを作りたい!と2021年夏に開発を始めました。

※2023年7月1日現在・スポーツトートバッグ部門

 

たたみやすくてコンパクト。全方位進化した保冷バッグ


(左が菊田、右が藤森)

―ここからは新機能を深掘り。まずは保冷バッグ20L。公式サイトでも「こんなに優秀な保冷バッグは初めて」と評判です。

藤森:簡単にたためて容量たっぷり。既存品と比べて100g軽量化しました。日常でもアウトドアでも一つあると安心です。

菊田:キャンプ途中に買い出しして現地で食べるまで、普段の買い物で家に帰るまでくらい、環境によりますが1〜2時間は保冷できます。

―製作でこだわった点をお伺いしたいです。

菊田:実は3商品の中で一番苦労しました(笑)「シュパットの保冷バッグとは?」と一から向き合い、大事にしたのは爽快な”シュパッと”感。アルミに厚みがあるほど保冷性能は上がりますが、たたみ心地は落ちていきます。そのバランスが難しくて。


(プロダクト担当・金城がミシンで縫った初期サンプル)

―たたみ心地はシュパットの肝ですもんね。

菊田:アルミの厚さを選びぬき、芯材をコンマ数mm単位で調整。何度もサンプル出しして、保冷性・たたみやすさ・強度、すべての要素をクリアした現商品にたどり着きました。

 

使いやすさの裏に、地道な試行錯誤あり


(ファスナーとバッグ一体型巾着は新機能)

パッカブルバッグ8L27Lの新機能はファスナー、巾着、撥水ですね。

菊田:特にファスナーはご要望が多く、私たちも念願でした。車の座席や電車の網棚にポンと置いても中身がこぼれないので安心です。ただ、ファスナーの開発も苦戦しましたね…。当初、パッカブルバッグ27Lのファスナーを開き口に直接縫い付けましたが、生地のプリーツがよれたり、閉まりづらくなって。


(特許出願中の二重構造+台形ステッチ)

菊田:金城がミシンで何度もサンプルを作り、開き口の一枚内側にファスナーを付けて二重構造に。生地に干渉せず、ストレスフリーな独自の開閉機構を編み出しました。

―巾着も身軽に持ち歩けて、使い勝手が良いです。


(ざっくり入れて、カバンにくくりつける)

藤森:紐やボタンできっちり止める必要がなく、たたみやすさが向上しました。社内モニターを何度も重ね、間口をほんの少し広げて出し入れしやすくしたのもこだわりです。

―自然のモチーフを取り入れた色柄を選ぶのも楽しいですね。


(空を飛び回る小鳥たちをスケッチタッチで表現)

藤森:100 以上の図案から厳選しました。生地をじゃばらに折って、カバンとして広げた時・たたんだ時の表情を細かく調整しています。「フライングバード」はテキスタイル担当・山岸の手描きを元に。世界観を紡ぐために、自分たちの手から生み出すことを大切にしています。

 

夏フェスから雨よけまで。開発者の推し活用6選+α

―使用シーンが広がったライトアウトドアシリーズ。皆さんのリアルな使いこなしを聞かせてください。

パッカブルバッグ8L

①子どもの公園遊びに
菊田「2歳の子どもがいるので公園バッグとして使っています。マグにお手拭き、おむつ、タオル、おもちゃなど小さな割によく入ります。お弁当・飲み物・おやつなど、ちょっとした買い物にも◎」

②夏フェスで身軽に
藤森「このあいだ夏フェスに持っていきました。使う時は飲み物や雨具を入れて、使わない時はたたんでサコッシュにくくりつければ邪魔になりません」


(パッカブルバッグ8L)

パッカブルバッグ27L

③旅行のボストンバックとして
菊田「先日帰省した時、大人2人分のパジャマ、着替え、アメニティなどお泊りセットがばっちり入りました」

④アウトドアギアがすっぽり
藤森「折りたたみテーブルやチェア、寝袋、ブランケットなど、形を選ばず入ります。耐荷重10kg、頼れる存在です」


(パッカブルバッグ27L)

保冷バッグ20L

⑤暑い時期の買い物に
菊田「お肉や牛乳など生鮮食品を保冷できるので、暑い時期は欠かせません。2〜3日に一度の食料品の買い足しにちょうど良いサイズ感です」

⑥キャンプやBBQの買い出しに
藤森「使わない時はコンパクトにできるのがうれしい。保冷剤を入れると性能アップです」

―シリーズ通して撥水なので、雨の日も水場も安心ですね。

菊田:特にパッカブルバッグ27Lは雨の日にさっとカバンをつつんだり、自転車のレインカバーにできます。台風の日、抱っこ紐の子どもをふわっと包んだら、雨風からしっかり守ってくれました。

藤森:水遊びやウインタースポーツ、銭湯や日帰り温泉に行く時も気兼ねなく使えます。


(ロゴは”太陽の下シュパットを持って出かけよう”という意味)

―年齢やライフスタイル問わず、一つあると暮らしやすさが格段にアップしそうです。

菊田:アウトドアでも日常でも使えるから“ライト”アウトドア。どんな人にも使いやすく、煩わしさをカバーできるように開発を進めました。暮らしをスムーズにアクティブに楽しむ皆さんの相棒として、愛用してもらえたらうれしいです。

 
写真:七緒(3,5,7,10,13,14枚目はマーナ提供)
文:七緒