ザルボウルで手軽に「鶏ささみと夏野菜の冷やし麺」

2025.7.18

食欲も料理をする気力も湧きにくい夏。季節の恵みを活かし体が喜ぶ料理を提案する料理家・発酵マイスターの榎本美沙さんに、暑い日でも、さっと作れて箸がすすむレシピを教わります。

今回は、ザルボウルでレンチンしてつくる「鶏ささみと夏野菜の冷やし麺」。塩麹でささみはしっとりやわらか。黒酢の酸味と白ごまのコクが効いてさらりと食べられます。極力火を使わず、栄養バランスも彩りもばっちり、一皿で満足できる麺料理です。

鶏ささみと夏野菜の冷やし麺

▼材料(2人分)
中華麺…2玉
鶏ささみ… 2本(120g)
トマト… 1個(150g)
おくら…5本
塩麹…小さじ2
みりん 大さじ3
(A)
しょうゆ、黒酢、水 各大さじ3
ごま油、白すりごま 各大さじ2

▼つくり方
①鶏ささみに塩麹をもみ込み15分おく。

②計量カップにみりんを入れて、ラップをかけずに電子レンジ(600W)で30秒加熱する。(A)を加えてたれにする。

*みりんのアルコールが気になる方は、小鍋にみりんを入れて火にかけ、煮立ってから弱火で1分ほど加熱してから使ってください。

③トマトは1.5cm角に切る。おくらはヘタの硬い部分を切り取り、がくの周りをむく。

④ザルボウルの上段に鶏ささみをのせ、蓋をして電子レンジ(600W)で1分半加熱する。下段におくらを入れ、さらに1分加熱する。加熱後取り出して、鶏ささみは手でさき、おくらは縦半分に切る。

⑤中華麺を袋の表示通りにゆで、トマト、おくら、ささみをのせ、たれをかける。

POINT
・鶏肉を塩麹でもみ込むことで、しっとりやわらかくなり、コクやうま味がアップします。
・レンチンをする際、後からおくらを加えることで、シャキシャキ感が残ります。
マーナアイテムの使い心地は?

・ザルボウル 21cm
「深さの違うザルボウルで、異なる2種の食材を一気にレンチンできるのは、工程が短縮できていいですよね。調理中も重ねられるので、キッチンがすっきり。トレーは食材の一時置きなどにも重宝します」

・計量カップ
「量を調整しながら注ぎやすく、注いだあとに液だれしないのもうれしいポイントです」

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黒酢の酸味と白ごまのコクがあるたれは中華麺と相性がよく、さらりと食べられます。塩麹をまとったささみはしっとりやさしい味。いつもの冷やし中華に飽きた日に、食欲が湧かない暑い日に、ぜひ試してみてください。


Profile
榎本美沙さん
料理家、発酵マイスター。季節の手仕事や発酵食品を身近に感じられるレシピを提案する。オンライン料理教室「榎本美沙の料理教室」主宰。YouTube「榎本美沙の季節料理」はチャンネル登録者数37万人を超える。著書に『毎日、水キムチ』ほか多数。
Instagram:@misa_enomoto

写真:土田 凌