うつわにもなる保存容器で簡単。夏の冷凍つくりおき2品

2026.7.10

年々長く、暑くなる夏に、心と体が追いつかず、自炊をする気力が湧かない。そんな日は、道具に頼ってみるのはいかがでしょう。

レンジ調理で手間を省いても、見た目も味も、“おいしさ”をあきらめない。料理家のワタナベマキさんに、夏の冷凍つくりおきレシピを教わりました。

食卓を華やかに彩ってくれる「鶏と野菜のカッチャトーラ」と「豚肉とインゲンのコチュジャン甘辛絡め」の2品です。

食材を切って、調味料と和えるだけ。簡単な下ごしらえから冷凍保存、レンジで温めて食卓に並べるまで「うつわにもなる保存容器」を使用しています。

「鶏と野菜のカッチャトーラ」

▼材料(2人分)保存容器 650mL 2個分
鶏もも肉(唐揚げ用)⋯300g
塩⋯少々
片栗粉⋯小さじ2
玉ねぎ⋯1/2個(100g)
パプリカ(黄)⋯1/2個
粗びき黒こしょう⋯少々
パセリみじん切り⋯少々
粉チーズ⋯適量
(A)
カットトマト缶⋯400g
にんにくすりおろし⋯小さじ2/3
オリーブオイル⋯小さじ4
白ワイン⋯小さじ4
塩⋯小さじ2/3
ドライハーブ(あれば)⋯小さじ1

▼つくり方
①玉ねぎは縦に薄切り、パプリカは斜め切りにする。

②鶏肉は表面の水気を拭き取って、塩をふり、ふるいで片栗粉をまぶす。

③ボールに(A)を入れて混ぜて、トマトソースをつくる。

④容器に、③のトマトソースを半量入れ、鶏肉、野菜を順に重ね、最後に残りのトマトソースをかけて、冷凍する。

⑤食べる日に、凍ったままの容器2個を同時に、600Wの電子レンジで15分程度、肉に火が通るまで加熱する。

*肉の火の通り具合を確認し、加熱が足りないようであれば、追加で2分ずつ温め直してください。

⑥仕上げにお好みで、粉チーズ、パセリ、胡椒をふりかけて。そのまま食卓へ並べても、器のように馴染みます。

POINT
・鶏肉は唐揚げ用にカットされたものを使えば、手間が省けます。キッチンペーパーでしっかり水気を拭き取ると、くさみを抑えられます。
・鶏肉に片栗粉をまぶすことで旨味を閉じ込め、しっとりやわらかい食感に。トマトの水分と絡んでとろみがついて、水っぽくなりません。

イタリア語で「漁師風」を意味する煮込み料理「カッチャトーラ」が、煮込まなくても、レンジで簡単に。鶏肉と野菜の旨味が染み出したトマトソースは、パンにつけてもおいしいです。

「豚肉とインゲンのコチュジャン甘辛絡め」

▼材料(2人分)保存容器650mL 2個分
豚肩ロースしゃぶしゃぶ用(または牛切り落とし)⋯260g
塩⋯少々
片栗粉⋯小さじ2
さやいんげん⋯8本
玉ねぎ⋯2/3個(140g)
うずらの卵(水煮缶)…8個
いり白ごま⋯少々
(A)
にんにくすりおろし⋯小さじ1
しょうがすりおろし⋯小さじ1
酒⋯大さじ2
しょうゆ⋯小さじ4
コチュジャン⋯小さじ1.5
胡麻油⋯小さじ4

▼つくり方
①玉ねぎは薄切りに、さやいんげんは両端を切り落とし斜め切りにする。

②豚肉に塩を振り、ふるいで片栗粉をまぶす。

③容器に、肉と野菜を重ねて、(A)を混ぜ合わせたタレをかける。軽く馴染ませてから冷凍する。

(豚肉はふんわり丸めて)

⑤食べる日に、凍ったままの容器2個を同時に、600Wの電子レンジで10分程度、肉に火が通るまで加熱する。

*肉の火の通り具合を確認し、加熱が足りないようであれば、追加で2分ずつ温め直してください。

⑥仕上げにうずらの卵を乗せてタレを絡ませ、お好みで炒りごまを振りかける。そのまま食卓へ。

POINT
・豚肉は片栗粉をまぶすことで、食感がやわらかく、タレとのからみも良くなります。
・仕上げに湯煎した水煮のうずらの卵を添えると、栄養バランスも良く、見た目のアクセントにも。味もマイルドになります。

お肉たっぷり、ボリューム満点。食欲が湧きにくい暑い夏でもごはんがすすむ、元気の出る一品です。

マーナアイテムの使い心地は?

・うつわにもなる保存容器
「持ち手が熱くならず、フタが開けやすいので、レンジ調理もしやすいです。スリムな長方形で重ねられるので、狭い冷凍庫にも収まりやすい。そして、形がいいですよね。リムがかわいらしく、食卓にも馴染みます」

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冷凍しておけば、暑い夏の保存も安心。つくり置きを“食べなきゃ”と急き立てられることもありません。夏の食卓を助けてくれる冷凍つくりおきレシピ、ぜひ試してみてください。


Profile
ワタナベマキさん
料理研究家。「素材の味をシンプルに活かし、旬を大事に」をモットーに活動を続ける。国際中医薬膳師の資格も持ち、食と体の関係を考えることも近年のテーマのひとつ。折々で料理教室も主宰している。著書多数。最新刊に『ワタナベマキの大人はこんな自炊でいい』(主婦の友社)がある。
Instagram:@maki_watanabe

写真:土田 凌
文:徳 瑠里香