よみもの

2024.3.8

とびきりおいしい!野菜を愉しむシンプルレシピ ④根菜編

青果ミコト屋のシェフ・伊藤渉(わたる)さんに教えてもらう、旬の野菜をシンプルな調理方法で愉しむシリーズ。今回はコトコト煮込むだけ、時間がおいしくしてくれる「根菜のオイル蒸し」。野菜のうまみを感じられる、そのときの旬の食材で一年中楽しめるレシピです。

根菜のオイル蒸し
<材料>
かぶ…1個
大根…1/4本
玉ねぎ…1/2個
じゃがいも…1個
カリフローレ(スティックカリフラワー)…1/4個
バター…20g
塩…適量
白ワイン…50cc

・ソース
大根の葉…50g
ケール…50g
オリーブオイル…100g
にんにく…1片
塩…適量
酢…10g

<つくり方>
・ソース
1. 鍋に湯を沸かし、大根の葉とケールを2分茹でる。
2. 水にさらしたあと、水分をしっかりきり、細かく刻む。
3. すべての材料をミキサーで撹拌する(繊維が気になるようであれば網でこす)。

1. 野菜を大きめに切り、カリフローレは手で割る。
2. 鍋に、半量のバターと塩、1を入れる。
3. 蓋をして5分程度、中火にかける。
4. 白ワインを加えて再びフタをし、30分ほど弱火にかける。
5. 野菜に竹串がスッと通ったら、残りのバターを加える。必要があれば、仕上げに塩で味を調整する。

6. 皿に野菜を盛りつけてソースをかける。

MEMO
野菜は焼くときに断面を下にすると色づきがきれいな仕上がりに。
鋳物など重量のある鍋を使うと、ムラなく熱が行き渡り、食材が煮崩れせず、甘みや旨みを最大限に引き出してくれます。
ミキサーをお持ちでなければ、すり鉢で代用して、しっかりすり潰してください。

レシピで使用したツール
野菜を炒めるのも軽快な菜箸

「毎日欠かさず使っている菜箸。箸先がシリコーン製で軽くて扱いやすく、料理が捗ります。手にフィットするので、盛り付けの仕上げにも使いやすいですね!」

コメント
料理をする際には、自分に合ったキッチンツールを選ぶことも大切ですね。できるだけ長く使いたいから、耐久性を考慮しながら、自分にとって扱いやすいツールを1つずつ揃えていくと良いと思います。ストレスなく料理を作ることができれば、食事がより美味しいひとときになるはずです!

Profile
伊藤 渉さん
岐阜県出身、横浜市在住。野菜の魅力を料理を通して届けていくプロジェクト「il(イル)」主宰。神奈川県青葉区にある、自然栽培を中心とした野菜のセレクトショップ「青果ミコト屋」のスタッフ。野菜や農法に日々向き合うとともに、イベント等で料理を振る舞う出張料理人としても活動中。

伊藤 渉さん Instagram:@wataru_.ito
青果ミコト屋 Instagram:@micotoya

写真:藤田二朗(photopicnic)
文:野村美丘(photopicnic)