テストする女性誌「LDK」は、生活に身近な製品を比較検証した読者目線の記事で評判な雑誌。以前ベストバイに評価いただいた「あざらしスポンジ」が、極めて優秀な製品にだけ贈られる賞、LDKが認めた2020年の一番いいもの(キッチンスポンジ部門)「LDKオブザイヤー2020」を受賞しました。
--- 「LDKベストオブイヤー2020」に受賞した気持ちは?
LDKさんの調査の厳格さを感じていただけに、大変光栄に思います。あざらしのとぼけた表情がまず目について機能性を感じさせにくい製品ですので、よくぞエントリーしてくださった、という驚きに近い気持ちです。
--- 開発のきっかけを教えてください。
「インテリアのように見せて楽しく使える魅せるキッチンツール」という企画がきっかけなんです。キッチンスポンジはキッチンに欠かせず、見える収納になるので企画にベストマッチだな、と。機能的なのはもちろん、家事が楽しくなるキッチンスポンジがあったらいいなとイメージが広がりました。
--- あざらしの形にした理由や、こだわりのポイントは何ですか?
マーナのキッチンスポンジと言えば、ロングセラーの「おさかなスポンジ」。
その人気の理由を踏まえる事が、ユーザーの気持ちを裏切らない大切なポイントだと。
「手にフィットする形状」「洗い心地のよいボリューム感」「コップへ入りやすい長さ」など、おさかなスポンジの長所を踏襲して、置いてある時も楽しい気持ちになるよう、佇まいにこだわり「あざらし」の形にしました。
あざらしが水面から顔を出している時の愛らしさや、日向ぼっこをしている時のほのぼの感をキッチンで再現できるように、お腹の曲線具合やしっぽが伸びる角度、表情、模様の穴の数など、試作と試用を繰り返しながら検討しました。
その他に、あざらしスポンジのチャームポイントを作りたいという思いがあり、スポンジの中間層の厚みにこだわりました。
この黒い脱膜ウレタン層は水切れが良く硬さがあるのが特徴なんですが、その反面、お皿を挟んで洗う時などに折れ曲げにくいとか、泡立てる時に硬さを感じてしまうんです。そこで、中央の泡持ち機能のある柔らかいウレタン層を少し厚くし、脱膜層を減らすことでソフト感が出て、おさかなスポンジとは違うチャームポイントに。
実際に使ったお客様から「泡立ちがよく洗いやすいのはもちろん、可愛さに毎日癒されています」とお電話をいただいた時は大変感激しました。
あざらしスポンジが、お一人でも多くのユーザーにとって『ベストな1品』であればいいなと願っています。そして面倒なお皿洗いが、あざらしスポンジの存在で楽しくなったり、癒しになれば嬉しいです。