スーパーで安くなっていた手羽先を購入。
調理がめんどうで避けていたけど、
「料理のハサミ」を使うようになってからは
何の気なしに手に取るようになった。
おしゃべりをしながら、さくさくと料理が進む。
包丁も、まな板も使わずに。
いつもの面子と楽しむ本日のメニューは、
お酒がついついすすむ香ばしごはん。
期待を込めて、土鍋のフタを開ける。
立ち昇る湯気がすでにおいしい。
タレが染み込み、照りっとした手羽先。
誰かのお腹が唸ったのを笑いながら、
仕上げの小ネギは気持ち多めに切り入れた。
時間を忘れるようなひとときに、
心も体も満たされていく。
楽しかった食卓の時間。
片付いたテーブルと、
洗い上げられ水滴のついた食器たち。
ライトの反射で光る「料理のハサミ」も、
どこか誇らしげに見える。
「こんどは何を作ろうか?」
次回のおもてなしメニューを考える夜の23時。